📢 この記事について:数字や制度の解説ではなく、20代経営者としての本音を書いた記事です。
れん|20代経営者
20代で起業した株式会社代表(法人3期目)。会社と個人のお金で迷ったこと・失敗したことを発信しています。▶ 詳しいプロフィール
会社を作ると伝えたとき、家族は手放しでは喜んでくれなかった。「安定した会社員のままでいいじゃないか」「借金を背負うことになったらどうするんだ」。心配してくれているのはわかっていたが、それでも反対されるのは正直こたえた。
知恵袋を見ても「親に起業を反対された」という相談は珍しくない。この記事では、反対された側の本音と、それでも続けている理由を書く。
反対される理由は、だいたい「安定を失うこと」への心配
親世代が起業に反対する理由の多くは、悪意でも否定でもなく、単純に「安定した給与収入がなくなること」への心配だ。会社員であれば毎月決まった額が振り込まれるが、経営者は自分で自分の給与(役員報酬)を決める代わりに、その金額を保証してくれる人は誰もいない。この構造の違いを、頭ではなく実感として理解してもらうのは簡単ではない。
実際にあったエピソード:反対されたのは、法人化の手続きを進めているときだった
今3期目を迎えているが、当時反対されたのは口約束の段階ではなく、実際にfreeeで登記書類を作り始めていた時期だった。司法書士は入れず、会社の基本情報や役員構成を自分でフォームに入力して、定款や登記申請書類を一通り自分の手で作った。「本当にやるんだ」という実感が伴ったタイミングだったからこそ、家族の反対も一段と強くなった気がする。
株式会社を経営していて、登記から日々の固定費の管理まで実際に自分の手を動かしてきたからこそ言えるのは、反対の声は「やる前」より「本当にやり始めた瞬間」の方が強くなる、ということだ。頭で心配されている段階と、現実として動き出した段階では、周囲の反応の重さがまったく違う。
反対された側が感じること
- 「信じてもらえていない」という寂しさ:心配だとわかっていても、自分の判断力を疑われているような気持ちになることがある。
- 結果を出すまで説明しても伝わらないもどかしさ:言葉で安心させようとしても、実績が出るまでは納得してもらえないことが多い。
- それでも縁を切るほどの対立にはしたくない気持ち:反対されているからといって、関係を断ち切りたいわけではない。むしろ心配してくれていることへの申し訳なさもある。
それでも続けている理由
正直に言うと、反対を押し切った時点で「後には引けない」という気持ちも多少はある。ただそれ以上に、役員報酬を意図的に低く抑えてでも法人にお金を残し、長期的に事業を育てるという今の判断に、自分自身は納得している。家族を安心させるために事業をやめるのではなく、家族が心配しなくて済むくらいの結果を、時間をかけて見せる方を選んでいる。
反対された当初に比べると、決算書の数字を見せたときの家族の反応は少しずつ変わってきた。言葉で説得するより、数字の積み重ねの方が結局は伝わるのだと感じている。
📝 れんの本音
今でも「本当にこのままでいいのか」と聞かれることがある。腹が立つというより、それだけ心配してもらえているんだと捉えるようにしている。反対されたことを恨む必要はなくて、反対された事実と、それでも自分は続けると決めたことは、別々に成立していいと思っている。
まとめ:反対されることと、間違っていることはイコールではない
- 家族が起業に反対するのは、多くの場合「安定を失うこと」への純粋な心配から
- 反対された側は、判断力を疑われたような寂しさや、結果が出るまで伝わらないもどかしさを感じやすい
- 言葉で説得するより、数字の積み重ねで少しずつ状況が変わっていくことが多い
- 反対されたことと、自分の判断が間違っていることは別。両方を認めた上で続けていい
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