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20代・30代の生命保険、「とりあえず入っている」は損をしている
「保険は入っておいたほうがいい」と言われて、よくわからないまま契約している人は多い。でも正直に言うと、20代・独身・健康な人が手厚い生命保険に入るのは過剰な場合がほとんどだ。
実際、起業をきっかけに保険を見直し、「払いすぎていた」と気づいて整理するケースは少なくない。この記事では、20代が生命保険に入るべきかどうかの判断基準・必要な保障の考え方・避けるべき保険の種類まで整理する。
そもそも生命保険の目的とは?
生命保険の本来の目的は、「自分が死んだときに困る人(遺族)のための経済的保障」を確保すること。つまり、自分が死んでも経済的に困る人がいなければ、生命保険の必要性はかなり下がる。
生命保険が「必要」なケース
- 結婚していて、配偶者が専業主婦(夫)の場合
- 子どもがいる・養っている家族がいる場合
- 自分が死んだら住宅ローンの返済が残るケース(団信で基本カバーできるが)
生命保険の必要性が低いケース
- 独身で、養っている家族がいない
- 共働きで、配偶者も収入がある
- 貯蓄が十分あり、万一の際に対応できる資産がある
20代の独身会社員・経営者は、必ずしも高額の生命保険は必要ない。まずは「本当に必要か?」を問い直すことが大事だ。
必要保障額の計算方法
もし生命保険が必要なら、「いくらの保障が必要か」を計算することが最初のステップ。
基本的な考え方:
必要保障額 = 遺族の生活費(必要年数分)+ 住宅ローン残債 + 教育費 − 遺族年金・貯蓄など
例えば、妻と子ども1人がいて月の生活費が25万円、あと25年生活費が必要とすると:
- 必要生活費:25万円 × 12ヶ月 × 25年 = 7,500万円
- そこから遺族年金(月数万円)・妻の収入・現在の貯蓄を差し引く
- 足りない部分を生命保険でカバーする
掛け捨て vs 積立(貯蓄型)保険、どちらがいい?
掛け捨て保険(定期保険)
一定期間(10年・20年など)だけ保障があり、満期になっても返戻金なし。その分保険料が安く、コスパが高い。純粋に「もしもの保障」が目的なら掛け捨てが合理的。
貯蓄型保険(終身・養老・変額保険など)
解約返戻金があり、貯蓄と保障を兼ねる設計。ただし保険料が高く、実質的な利回りは低い。「保険で貯蓄する」という考え方は、NISAやiDeCoと比べると効率が悪いことが多い。
結論:保障は掛け捨て保険で最小限に、資産形成はNISA・iDeCoで別で行う方が合理的。
20代が検討すべき保険の種類
①定期生命保険(掛け捨て)
扶養家族がいる場合は検討。保険料は月数千円〜で大きな保障が得られる。子どもが独立するまでの期間を目安に設定する。
②医療保険・がん保険
入院・手術の費用に備えるもの。日本は健康保険の高額療養費制度があるため、貯蓄が100万円以上あるなら急がなくてもいい。医療保険に入るより生活防衛資金を先に作るほうが優先度が高い。
③就業不能保険(所得補償保険)
病気やケガで働けなくなったときに収入を補填する保険。フリーランスや経営者は特に検討価値がある。会社員は傷病手当金があるが、自営業者にはないため、経営者にとってはむしろ生命保険より優先すべき場合もある。
保険を見直すタイミング
- 結婚したとき
- 子どもが生まれたとき
- 住宅を購入したとき
- 収入や資産が大きく変わったとき
- 子どもが独立したとき(保障を縮小)
保険は「加入したら終わり」ではなく、ライフステージに合わせて定期的に見直すもの。特に結婚・出産は必要保障額が大きく変わるタイミングなので要注意。
れんの考え方・実践
僕は現在、法人の経営者として就業不能保険(所得補償)に月4,000円程度加入している。独身かつ資産がある程度あるため、高額の生命保険には入っていない。
貯蓄型保険は過去に提案されたこともあったが、「NISAで運用するほうが透明性が高くコスパがいい」と判断してお断りした。保険は保障のためのもの、資産形成は投資で、と切り分けているのが今の方針。
まとめ
- 生命保険は「遺族が困る人がいる場合」に必要な保障。独身・共働きなら過剰な保険は不要
- 必要保障額を計算して、必要な分だけ掛け捨て保険でカバーするのが合理的
- 貯蓄型保険は効率が悪いことが多い。資産形成はNISA・iDeCoを優先
- 経営者・フリーランスは就業不能保険(所得補償)を優先的に検討する
- ライフステージが変わるたびに保険を見直すことが大事
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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品・サービスへの加入や購入を推奨するものではありません。掲載情報は執筆時点のものであり、最新情報は各公式サイトをご確認ください。
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本記事で紹介している投資・資産運用に関する情報は、あくまでも筆者の個人的な見解・体験に基づくものです。投資には元本割れのリスクがあり、将来の運用成果を保証するものではありません。最終的な投資判断はご自身の責任でおこなってください。
20代起業家に本当に必要な保険とは
| 保険の種類 | 20代起業家の必要度 | 理由 |
|---|---|---|
| 死亡保険(掛け捨て) | 扶養家族がいれば△、独身なら不要 | 独身・子なしなら死亡時の保障は最小限でOK |
| 就業不能保険 | ◎ 優先度高 | 個人事業主・フリーランスは傷病手当金がない。収入が途絶えるリスクに備える |
| 医療保険 | △ 貯蓄で代替可 | 高額療養費制度で自己負担は月9〜10万円が上限。貯蓄300万円以上あれば不要な場合も |
| 積立型保険 | ✕ 不要 | 返戻率が低くNISA・iDeCoより非効率。投資と保険は分けるのが原則 |
よくある質問(Q&A)
Q. 生命保険料控除は使えますか?
A. 使えます。生命保険料控除は年間最大12万円の所得控除になります。ただし「節税のために保険に入る」のは本末転倒で、iDeCo(全額控除)やNISAの方が節税効果が大きいため、まずそちらを優先しましょう。
Q. 保険の見直しはどこに相談すればいい?
A. 保険ショップや代理店は特定の保険会社の商品しか扱えないため偏りが生じます。複数社を比較したい場合は「保険一括見積もりサービス」を活用するか、特定の保険会社に縛られないFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することをおすすめします。
📝 れんの実体験メモ
死亡保険・個人年金・医療保険の三本立てで月1.5万円前後の保険料を払い続けているケースは多い。独身経営者であれば死亡保険は不要と判断できることが多く、掛け捨て医療保険だけ残して月3,000円程度に圧縮し、浮いた分を投資や事業資金に回すという選択肢がある。
今すぐできる3つのアクション
情報を「知っている」だけでは資産は増えない。大事なのは今日一つでも行動を起こすことだ。
- 現状把握:マネーフォワードMEなどで今月の収支を数字で把握する(5分でできる)。
- 優先順位の決定:生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)が確保できているか確認する。
- 自動化の設定:証券口座の自動積立を設定し、「忘れていても増える仕組み」を作る。

