20代が教育系フランチャイズ開業のために株式会社を設立した話|freee会社設立で司法書士なし・費用も全部公開

経営・起業

20代で株式会社を設立しました。

きっかけはフランチャイズビジネスへの参入です。教育事業のフランチャイズに加盟することになり、その際にフランチャイズ本部から「法人格での契約が必要」と言われたことが始まりでした。

当時は「会社設立=司法書士に頼むもの」だと思っていましたが、freeeの会社設立サービスを使ったら司法書士なしで自分でできました。この記事では、その実体験をそのまま書きます。

なぜ合同会社ではなく「株式会社」にしたか

会社を作るなら「合同会社(LLC)」の方が安いというのはよく聞く話です。設立費用は合同会社の方が安く、決算公告も不要。コスト面だけ見れば合同会社に軍配が上がります。

でも私が株式会社を選んだのは明確な理由があります。

フランチャイズ本部が「株式会社または有限会社」での契約を条件にしていたから。

教育系フランチャイズの中には、個人事業主や合同会社での加盟を認めていないケースがあります。私が加盟したフランチャイズもそのパターンで、選択肢は株式会社一択でした。

加えて、株式会社の方が社会的信用が高いという点も後から実感しています。金融機関・スタッフ採用・取引先との交渉、どこでも「株式会社」という名前が効いてきます。

freeeで設立した手順を全部公開

使ったのはfreee会社設立(無料)。司法書士への依頼は一切なし。以下が実際の流れです。

ステップ1:freeeに会社情報を入力して書類を自動作成

freeeのサービスにアクセスして、画面の質問に答えていくだけで定款・設立登記申請書類が自動生成されます。入力する内容は主にこれだけです。

  • 会社名(商号)
  • 本店所在地
  • 資本金の額
  • 事業目的
  • 役員構成(代表取締役など)
  • 会計年度(決算期)

事業目的の記載が最大の山場。フランチャイズ契約上、どこまで記載するかは慎重に判断が必要です。記載が広すぎると許認可の問題が出ることもあるので、加盟するフランチャイズ本部に確認しながら決めることをおすすめします。

ステップ2:電子定款で公証役場の認証を受ける

作成した定款を公証役場に提出して認証を受けます。freeeは電子定款に対応しているので、紙の定款で必要な収入印紙代(4万円)が不要になります。これが大きなメリット。

定款認証の手数料は法改正によって段階的に変わっています。私が設立した2022年当時と、現在(2024年12月以降)では金額が異なるので、両方まとめておきます。

【2022年当時】定款認証手数料(2022年1月1日〜2024年11月30日)

資本金の額定款認証手数料
100万円未満3万円
100万円以上300万円未満4万円
300万円以上5万円

※2021年12月以前は資本金の額にかかわらず一律5万円でした。2022年1月の改定で小規模会社の費用が引き下げられました。

【現在】定款認証手数料(2024年12月1日〜)

さらに2024年12月の改定で、条件を満たす場合は1万5千円(従来の半額)になりました。

半額(1.5万円)になる4つの条件:

  • 資本金が100万円未満(100万円ちょうどは対象外)
  • 発起人が全員個人で3人以下
  • 発起人が設立時発行株式の全部を引き受ける(発起設立)
  • 取締役会を設置しない

これを1つでも満たさない場合は、以下の通りです。

資本金の額定款認証手数料(条件非該当)
100万円以上〜300万円未満3万円
300万円以上〜1,000万円未満4万円
1,000万円以上5万円

1人で少ない資本金で設立するなら、現在は1.5万円で済む可能性が高い。私が設立した2022年当時より確実に安くなっています。

ステップ3:法務局へ登記申請

定款認証が完了したら、法務局に設立登記申請書類を提出します。

ここで登録免許税が約15万円かかります。(資本金×0.7%、最低15万円)

設立費用の大半はこの登録免許税です。申請から登記完了まで通常1〜2週間ほどかかります。freeeが書類を自動作成してくれているので、「窓口に提出する」だけ。法律の知識がなくても進められました。

ステップ4:設立後の各種届出

登記が完了したらすぐに動くべき手続きがあります。

  • 税務署への法人設立届出書
  • 都道府県・市区町村への届出
  • 年金事務所への健康保険・厚生年金の届出
  • 法人口座の開設

法人口座の開設が一番時間がかかりました。銀行によって審査の厳しさが全然違うので、設立後すぐに複数行に申し込むのがおすすめです。

設立にかかった費用の内訳

私が設立した2022年当時の費用です。

費用項目金額(2022年当時)
定款認証手数料(公証役場)3〜4万円(資本金による)
登録免許税(法務局)約15万円(最低額)
司法書士費用0円(freeeで自分でやった)
その他(謄本・証明書等)数千円〜1万円程度
合計約18〜20万円

現在(2024年12月以降)に同じ条件で設立する場合、定款認証が1.5万円になるため合計16〜17万円前後まで下がる可能性があります。

司法書士に依頼すると、ここに5〜10万円の報酬が上乗せされます。freee会社設立を使えばその分が丸ごと節約できます。

freeeは設立後に会計ソフトの案内もしてくれます。私は設立後そのままfreee会計に移行しました。記帳の自動化・確定申告の補助・税理士との連携など、法人経営の実務をかなり楽にしてくれています。

freee会計(法人向け)はこちら

3期目を迎えた今、株式会社にして良かったこと・想定外だったこと

良かったこと

社会的信用の厚さは想定以上でした。「株式会社〇〇」という名前があるだけで、取引先・金融機関・採用市場での扱いが変わります。個人事業主と法人では、同じ事業をしていても受け取られ方が全然違う。これは経営してみないとわからない実感です。

節税の選択肢が広がったのも大きいです。個人事業主にはない節税手段が法人には複数あります。役員報酬の設定・出張旅費規程の活用・小規模企業共済など、税理士と相談しながら使える幅が大きく広がりました。(具体的な節税策は別記事で詳しく書きます)

想定外だったこと

固定費の重さです。法人口座の維持費・税理士費用・社会保険料の事業主負担など、売上が入る前から毎月コストがかかります。最初の1〜2年は「設立して本当に正解だったか」と思う瞬間もありました。

フランチャイズロイヤリティ+固定費を安定してカバーできる売上をいかに早く作るか。それが法人設立後の最初のハードルでした。

まとめ:freee設立は思ったより全然難しくない

20代で株式会社を設立することへのハードルは、やってみたら拍子抜けするくらい低かったです。

費用は登録免許税・定款認証など合わせて約16〜20万円(時期・資本金による)。司法書士に頼まなければ、freeeで全部完結します。手続きの本質は「書類を作って、公証役場と法務局に持っていくだけ」です。

フランチャイズで独立を考えている方、法人設立に迷っている方は参考にしてみてください。設立後の税理士選び・法人口座・社会保険の手続きは設立前から動き始めると余裕が生まれます。

設立の書類作成はfreee会社設立(無料)が一番スムーズでした。

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